FileMaker ウェブAPIを使って郵便番号から自動的に住所を挿入する方法(備忘録)

顧客の住所などを登録するときに郵便番号を入れると自動的に住所を入力してくれるアレ、ありますよね^^あれはとても便利、というか無いと非常に不便でいちいち毎回住所を入力する羽目になります。パソコンに慣れている人であれば面倒でも入力はできなくは無いですが、パソコンに不慣れな人やiPadでの入力を考えると極力住所入力は避けたいものです。郵便番号を入力したらスクリプトで自動的に住所が入力されるような処理を備忘録としていまとめます。

処理フロー

①郵便番号を入力する

②入力フィールドのスクリプトトリガでイベントOnObjectValidateの際に郵便番号住所変換スクリプトを起動する

③スクリプト内において「URLから挿入」を利用しウェブAPIのコマンドを入力し戻り値を変数に格納する

④変数をテキスト関数を利用して加工し、住所フィールドに設定する

 

郵便番号を住所変換できるWebAPI

様々な企業様でウェブAPIを提供していらっしゃって非常に大変ありがたいです。

YAHOO!郵便番号検索API

http://developer.yahoo.co.jp/webapi/map/openlocalplatform/v1/zipcodesearch.html

zipcloud

http://zipcloud.ibsnet.co.jp/doc/api

郵便番号検索API

http://zip.cgis.biz/

zipaddress.net

http://zipaddress.net/

http://zipaddress.net/

ウェブAPIを使って戻ってきた値を加工する

「URLから挿入」を利用することでAPIで送った命令に対する戻り値を受理することができます。その内容はお使いになられるAPIによって様々なのですが、その内容を元に必要情報のみにするために、middle関数、Left関数、Position関数などを利用して抽出します。作りこむのは少々手間のかかることですが、一度できたらカスタム関数化してしまえば今後苦労することはありません。

 

ウェブAPIを使う上での注意点

①ウェブAPIは商用でないこともある

商用利用可能でない場合、自社で利用する程度なら問題ないかもしれませんが、他社に納品するシステムに入れることはできません。そのウェブAPIを利用したい場合は提供元に確認を取る必要があります。

②無料のウェブAPIは提供を終了することがある

商用利用可能であっても無料の場合は提供元が提供をやめてしまった場合、何も文句をいうことができません。もしそのようなリスクを恐れる場合は有料のサービスを利用しましょう。

③出力仕様が変わる可能性がある

一度カスタム関数を作ったからと言って、ウェブAPIの提供元がその出力内容を変えた場合、カスタム関数は一から作り直す必要があります。これもひとつのリスクとして考える必要があります。

 

これらの条件を飲めるのであれば非常に使い勝手の良いものにFileMakerを作りこむことができます。是非お試しください。

 

 

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