【FileMaker開発メモ】一部の端末で共有ファイルを開こうとするとエラーが出る原因

共有ファイルを開こうとするとエラーが表示され、正しくファイルを開けないことがあります。ただこの現象はすべての端末でおこるわけではなく、端末によって発生するものもあれば、発生しないものもあります。

この原因を追求していってわかったのは共有ファイルを開く端末のユーザー名が日本語で登録されている場合に起こるようです。最近のWindows端末ではMicrosoftアカウントを作ることを前提にユーザー登録させようとする動きをしているので、何も分からずアカウントを作ると日本語のユーザーアカウントを作ってしまうことがあります。共有ファイルを開く時にそのユーザーアカウントのフォルダに一時ファイルを保存する動きをするためか、そのフォルダを参照する際に日本語名があるとエラーとなって開けなくなるようです。

タチが悪いことにユーザー名を変更したとしてもそのフォルダ名は変更されずに初期に設定した日本語アカウント名が設定されたままになるので、ユーザーを新規登録して使っていただくしかなくなります。

そのユーザー名で利用し続けている方の場合、ユーザーを新規で作ってファイルや場合によってはソフトも引越して頂く必要があるので、とても大変です。ユーザー名は早めに確認すると同時に、エラーが発生した場合はまずはユーザー名を疑うのが良いかもしれません。

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