【FileMaker開発メモ】検索が遅くてたまらない時に検討べきこと

制作当初はサクサク検索できていたのに、使用していくとどんどん検索の処理が重たくなって待ち時間にストレスを感じるようになっていませんか?検索対象のレコード数が増えれば増えるほどその待ち時間は長くなっていきます。

原因は非保存の計算フィールドや別テーブルの参照フィールドが検索対象に入っていることが考えられます。非保存の計算フィールドはその都度計算を行うので、レコード数が多くなればなるほど、処理が重たくなってしまいます。参照フィールドの検索はFileMakerのクセなのか、リレーションを掛けたテーブルのフィールドを検索するとやたらと遅くなってしまいます。以下に対応としてできることをまとめました。

 

1.非保存の計算フィールドを保存する設定に変更する

他のテーブルを参照している計算フィールドは非保存の設定を解除できませんが、まれに他のテーブルを参照した計算式を作ったあとに自分のテーブルのみを参照する計算式を作った際に非保存の設定が取れずにその都度計算を行なっている場合があります。これは以下の手順で設定を変更することができます。

「ファイル」→「管理」→「データベース」 もしくは CTRL+SHIFT+D

該当するテーブルを選択し、該当する計算フィールドをダブルクリックして計算式の指定を開きます。

画面下部の「索引オプション」をクリックし「検索結果を保存せずに必要時に再計算するのチェックを外します。

以上で非保存のチェックを取ることができます。

 

2.他のテーブル参照をやめ自分のテーブル内にデータをコピーする

データが冗長になってしまいますが、自分のテーブル内に新たにフィールドを設置し、他のテーブルの情報をコピーしてしまいます。情報は冗長になりデータファイルは大きくなってしまいますが、これで検索スピードは飛躍的に上がります。

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